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長らく草ラグビーと言われ続けたクラブラグビー。
今そのクラブラグビーが変わろうとしている。
いや正確に言うと一部のチームは既に飛躍的な進歩と発展をとげ、日本選手権の扉をこじ開けてしまった。
今変わろうとしているは福岡のクラブラグビーである。
やりっ放しの自己満足で終わるのか?大きな渦となって地域・行政・企業を巻き込むのか?
福岡のクラブラグビーは如何すれば夜明けを迎える事が出来るのか?
全てのクラブ関係者と一緒に考えてみたい。
第二回目は福岡のクラブチームの中で、今最も勢いのあるチームと誰もが認める”福岡ファルコンズ”をクローズアップする。
H17年度リーグ戦ではCリーグで他チームを圧倒、勢いそのままに入替戦も勝利し来年度よりBリーグ昇格。
2月の福岡市民大会には2チームを送り込み、若手主体の”福岡ファルコンズパワーズ”はプレート準決勝まで進出した。
急速に実力、部員を増やした訳はどこにあるのか?その秘密?にせまってみた。
福岡市民大会の初日、福岡市東区の雁ノ巣レクレーションセンターEグランドに、11:00からの第一試合に備えてアップを行う
福岡ファルコンズの姿があった。
グランドの半面を埋め尽くすファルコンズのメンバー。
試合開始の1時間以上も前から50人近くが集まり、光吉監督の笛の下でアップを行うメンバーからは、朝の冷え込みで選手
から立ち上る湯気に加えて、ファルコンズでプレーするのが楽しくてしょうがない!という雰囲気が発散されていた。
昨年まではCリーグでも下位に甘んじていたチームが、如何にして人の集まる魅力あるチームになっていったのか?
試合前の慌しい時間を割いて頂き、光吉監督と林主将に話しを伺った。
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| プレート準決勝。惜しくも決勝進出はならず。 | 初戦のアップ終了後に集まって頂きました | ご存知”クラブ連盟の顔”。光吉監督 |
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| 自然体で臨みたいという林主将 | ファルコンズ躍進を影で支える日下部主務 | 現役でも頑張る重谷主務 |
-すごい人数ですね?
(光)今回の市民大会には2チームでエントリーしたのですが、チームの一体感を保つ為にアップは一緒に
行う事にしたんですよ。それでこの人数です。
-何時からこんな大所帯になったのですか?
(光)ちょうど一年前に2チームが合併して福岡ファルコンズが誕生しました。
(林)合併した後は人が人を呼ぶという感じでどんどん増えていきました。
-チーム誕生のいきさつをもう少し詳しく教えて下さい
(光)昨年までそれぞれで活動していた”寿オールウェイズ”と”玄海クラブ”が合併して”福岡ファルコンズ”に
なりました。”寿オールウェイズ”も4年前に”よせ鍋クラブ”と”トミーズ”というチームが合併して出来たチームです。
(林)”玄海クラブ”は13年程続いたチームで、前身は”草ヶ江クラブ”です。歴史は結構ありました。
-それぞれそれなりの歴史あるチームがどうやって合併に到ったのですか?
(林)やっぱり練習でも試合でもたくさんのメンバーでやらないとおもしろくない。
(光)合併した2チームは元々練習も一緒にやってりして気心も知れていました。
どちらかというと合併は自然な流れでした。
-チーム運営の中心は?
(光)江藤代表を筆頭に現場は若手主体のパワーズを後藤監督、林主将。ベテラン主体のチャレンジャーズを望月監督、江頭主将。
運営サイドは主務の日下部・重谷、そして総監督の光吉(照!)でやってます。
(林)それからHPを運営してもらってる加藤さん、コーチの児島さんにもお世話になってます。
-チームのモットーなどはあるのでか?
(林)”明るく楽しく、そして強く”。福岡一活気あるチームを目指しています。
-実現しているだけに説得力がありますね。
これだけ多くの部員が集まるようになった理由は何なのでしょうか?
(光)まずメンバー一人一人に楽しいと感じてもらう事。その為に試合はもちろん、練習の時からそういう雰囲気を作る事を
心がけています。それから地味だけど欠かせないのは”声かけ”ですね。特に新しいメンバーには複数のスタッフが
声をかけてケアするようにしています。
(林)ある時期からは人が人を連れてきてくれるようになりました。HPを見てという人も多いですね。
-練習内容は?
(光)水・日が全体練習で、金は自主的に集まって大濠公園を走っています。
(林)とにかく声を出して走る。これに尽きます。スキルはこれからですね。
-今年からBリーグに昇格しますが、どういう戦い方をするつもりですか?
(光)何が何でも勝つというよりまずはBリーグで戦えるフィットネスを付けたいですね。
(林)一戦一戦を大切に。これまでと同じスタンスで取り組みたい。
-今後はどういうチームにしたいですか?
(林)まずは現状維持ですね。
(光)きっちり練習して試合に望めるチームにしたい。それからプレイを含めて皆がいくつになってもラグビーに関われる
環境を作り続けていきたいですね。
練習は多い方が楽しいから一緒にやろう。
どうせ一緒に練習しているなら試合も一緒にやろう。
こんなに楽しいチームだからもっとたくさんの人に入ってもらおう。
そんな流れで出来たチームは今、他チームの羨望の眼差しを受けながら右肩上がりの上昇を見せている。
このチームは決して鼻息荒く全国大会出場を目指すチームでも、強豪チームのOBが多く集まるチームでもない。
言ってみれば楽しいチームを追求する中で生まれたチームである。
しかしながら人が集まり、たくさん走る。それだけを追求しただけで、ここまでチームは強くなれる。
それを実証してくれたチームと言えるだろう。
ちなみにチームの中心として運営に携わっている監督:光吉氏、主務:日下部氏は、我々福岡県クラブ連盟の中心メンバーでもある。
クラブ発展の為に尽力する。そんな心意気を持った二人がチームの中心にいるのも、人が集まる雰囲気とは無関係ではないはずだ。
福岡県のクラブチームは30数チーム。
全てが全国大会を目指しているチームという訳ではない。
どちらかと言うと、そのほとんどは福岡ファルコンズと同じ純粋に”楽しむ”事を目的としているチーム。
しかしチーム状況は必ずしも福岡ファルコンズと同じとは言えない。
人がいないから楽しくない。資金もない。試合も満足に出来ないからもっとおもしろくない。
そんなスパイラルに終止符を打ちたいと考えているチームは、”福岡ファルコンズ”に多くを学べきだ。
”合併”。簡単そうで難しいこの作業。福岡のチームも本気で積極的にチーム再興の選択肢に入れる時期に来ているのかもしれない。
福岡ファルコンズHP
http://park23.wakwak.com/~fl2005/falcons/index.html